動画配信サイト「ユーチューブ」に投稿された動画で誹謗中傷され社会的信用を損なう恐れがあるとして、日亜化学工業がユーチューブ社を相手取り、動画の削除を求めて訴訟を起こしたことが話題になっています。
日亜化学工業が誹謗中傷され社会的信用を損なう恐れがあるとしたユーチューブ動画とは、いったいどんな内容だったのでしょうか?
このニュースについてくわしく調べてみたいと思います。
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日亜化学「中傷」動画削除をYouTubeに提訴
動画配信サイト「ユーチューブ」に投稿された動画で誹謗中傷され社会的信用を損なう恐れがあるとして、日亜化学工業(阿南市)が米ユーチューブ社を相手取り、動画の削除を求めた訴訟で、徳島地裁がユーチューブに削除などを求める仮処分命令を出した。
日亜化学によると、発令は8日付で、動画削除のほか、発信者情報の開示も求めている。ユーチューブは応じる方針という。
訴状によると、昨年4月に元従業員を名乗る者が、日亜化学の製造現場が不衛生であるほか、実在する従業員によるパワーハラスメント行為があったと指摘する動画を投稿。
日亜化学は「事実に基づかない内容」として6月に削除を依頼したものの、ユーチューブが応じなかったため、10月に提訴し、仮処分を申し立てた。
日亜化学総務部は「裁判所の適切な対応に満足している」とコメントした。
引用:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190827-03248543-tokushimav-l36
日亜化学工業は同社に対して、社会的信用を損なう恐れがあるとした動画の削除を求め、ユーチューブに依頼をかけたそうですが、削除対象と断定するに至らなかったため、削除依頼に応じなかったようです。
それに見かねた日亜化学工業は、実際に裁判所に提訴し、ユーチューブ社もそれに応じたという内容のようです。
日亜化学は動画削除をなぜ投稿者ではなく、YouTube社に持ちかけたのか?
ここで疑問に感じるのが、
日亜化学は動画削除をなぜ投稿者ではなく、YouTube社に持ちかけたのか?ということです。
本来であれば、まず投稿者に動画の削除要請を行い、その後にユーチューブ社に依頼するという流れであると思います。
しかし、今回、日亜化学は動画削除を投稿者ではなく、YouTube社に一番に依頼しました。
この理由は今のところ、詳しくわかっていないようです。
日亜化学の誹謗中傷動画の内容とは?
今回、問題となっている日亜化学の誹謗中傷動画の内容とはいったいどんな内容なのでしょうか?
こちらが今回問題となっている動画のようです。
裁判所による判決のため、現状では再生できなくなっています。
今回問題となっている動画は2種類です。
2018年4月12日にアップロードされています。
動画主は元従業員を名乗っています。
内容は、日亜化学工業の製造現場について
「工場は鳥や犬が紛れ込む不衛生な状態」
「パワーハラスメント行為を行ったという人物の名前と住所を記載」
といった内容だったそうです。
があったと指摘している。
日亜化学の誹謗中傷動画をアップした元従業員の名前や顔画像、SNSは特定されている?
日亜化学の誹謗中傷動画をアップした元従業員の名前や顔画像、SNSは特定されているのでしょうか?
今のところ、いずれも詳しくわかっていないようです。
しかし、日亜化学はユーチューブに投稿者の詳しい情報の開示を求めていて、ユーチューブもこれに応じると言われています。
むやみに誹謗中傷している方はいないとは思いますが、このニュースから、裁判所などが応じた場合、投稿者の個人情報は開示されることがわかります。
今一度、正しい情報のみユーチューブ動画を掲載するよう注意が必要ですね。